読了

操縦不能 (新潮文庫)

内田幹樹さんの「操縦不能 (新潮文庫)」読了。前に「パイロット・イン・コマンド (新潮文庫)」を読んでみて面白かったので、書店で見かけて購入。予想に違わず、はらはらどきどきで、病院での待ち時間も入れて一気読み。航空機の操縦なんてもちろんしたこと…

バベル島 (光文社文庫)

若竹七海さんの「バベル島 (光文社文庫)」読了。表紙の絵に騙されて、コージーミステリみたいなのを想像しているとちょっとびっくりしちゃう。もちろん、そんなちょっととぼけた雰囲気もあったりするのだけど、なんか根底にホラーが流れているような雰囲気が…

シュレディンガーのチョコパフェ (ハヤカワ文庫 JA ヤ 6-1)

山本弘さんの「シュレディンガーのチョコパフェ (ハヤカワ文庫 JA ヤ 6-1)」。山本弘さんが「と」の人だというのは知っていても、著作を読むのは初めてだった。とても面白かったので他の作品も読んでみたくなる。表題作を読んで、人類補完計画ってもしかして…

銀河北極 (ハヤカワ文庫 SF レ 4-4 レヴェレーション・スペース 2) (ハヤカワ文庫 SF レ 4-4 レヴェレーション・スペース 2)

アレステア・レナルズさんの「銀河北極 (ハヤカワ文庫 SF レ 4-4 レヴェレーション・スペース 2) (ハヤカワ文庫 SF レ 4-4 レヴェレーション・スペース 2)」二冊購入してしまったうちの一冊を読了(いや、まぁどっちも同じものなんだけど)。なんというか、流…

すべての美人は名探偵である (光文社文庫 く 10-6)

鯨統一郎さんの「すべての美人は名探偵である (光文社文庫 く 10-6)」読了。「邪馬台国はどこですか」や「九つの殺人メルヘン」で探偵役をしていた美人たちが主人公。具体的な描写は少ないけれど、文章でならばいくらでも美人が量産できるのは便利だ(表示に…

暗号解読 上巻 (1) (新潮文庫 シ 37-2)、暗号解読 下巻 (新潮文庫 シ 37-3)

サイモン・シンさんの「暗号解読 上巻 (1) (新潮文庫 シ 37-2)」、「暗号解読 下巻 (新潮文庫 シ 37-3)」読了。読むのに時間がかかったけど、これはもう本当に分かりやすくて(分かった気になりやすくて)面白い。一刻を争うかのように一気に読みたくなるよう…

君たちに明日はない (新潮文庫 (か-47-1))

垣根涼介さんの「君たちに明日はない (新潮文庫 (か-47-1))」読了。タイトルは「……明日はない」だけど、読んでみるとその逆(のケースがほとんど)。リストラに名を借りた人減らしを請け負う会社の話なので、重そうかなと思ったが、なんかやさしい雰囲気。なん…

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 599)、チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 (600))

前から読みたかった海堂尊さんの「チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 599)」、「チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 (600))」を読了。文庫本バンザイ。このまえ、…

理由あって冬に出る (創元推理文庫 M に 1-1)

似鳥鶏さんの「理由あって冬に出る (創元推理文庫 M に 1-1)」東京出張の往復の飛行機と待ち時間いろいろで読了。読みやすい。なんてことない学園ものミステリなんだけど、デビュー作としてはいい。とはいえ、この作品は表紙買いだったりするわけで……。男の…

不良少女 (創元推理文庫 M ひ 3-9)

樋口有介さんの「不良少女 (創元推理文庫 M ひ 3-9)」読了。創元の文庫版柚木草平シリーズもこれでおしまいだとか。残念。それにしても柚木草平ちょっとおいしい思いしすぎ。でもいつもよりほろ苦い結末。これはこれでありかと。

ようこそ女たちの王国へ (ハヤカワ文庫 SF ス 16-2)

ウェン・スペンサーさんの「ようこそ女たちの王国へ (ハヤカワ文庫 SF ス 16-2)」韓国との往復の飛行機と空港での待ち時間に読了。男が女の二十分の一しかいない世界のお話。女性が多過ぎる結果として男は姉妹に共同所有される形で結婚する。もちろん社会的…

遠まわりする雛

米澤穂信さんの「遠まわりする雛」読了。省エネをモットーとする素敵な古典部部員の高校生ホータローが主人公のシリーズ最新版。まぁ、アレです。最後のエピソードでホータローが言えなかった言葉に尽きる。

千里眼シリーズ

松岡圭祐さんの新千里眼シリーズ。 千里眼ファントム・クォーター 千里眼の水晶体 千里眼ミッドタウンタワーの迷宮 (角川文庫 ま 26-104) 千里眼の教室 (角川文庫 ま 26-105) 千里眼堕天使のメモリー (角川文庫 ま 26-106) 千里眼美由紀の正体 上 (1) (角川…

時砂の王 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-7)

小川一水さんの「時砂の王 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-7)」読了。購入したのは四五日前かな。とても簡単に言えば、人類滅亡を避けるために、過去に遡って敵を叩くお話。どちらかというと敵に叩かれるほうが多いかなぁ。時間遡航して世界に大きな影響を与えてしま…

千里眼ファントム・クォーター

松岡圭祐さんの「千里眼ファントム・クォーター」読了。読み始めたのはたぶん10月10日。ロールプレイングゲームの世界に主人公が迷い込んでしまう。そこそこ楽しめるけど、まだ欲求不満が残る程度に物足りない。たぶん、シリーズとしての全体の流れが分かっ…

千里眼The Start

松岡圭祐さんの「千里眼The Start」読了。千里眼シリーズというか松岡圭祐さんの作品を読むのは初めて。食事時なんかに軽く読めるものをと思って購入したけど、なかなか面白く、寝る時間を削って夜中に読了してしまった。ちょっと話の運びかたが無理矢理な気…

そばかすのフィギュア (ハヤカワ文庫 JA ス 1-4) (ハヤカワ文庫 JA ス 1-4)

菅浩江さんの「そばかすのフィギュア (ハヤカワ文庫 JA ス 1-4) (ハヤカワ文庫 JA ス 1-4)」読了。読み始めたのはたぶん九月の終わりごろだからけっこう時間かかってる。ちょっとばたばたしてたし、あと1ヶ月くらいはあんまり本読む時間はとれないかも。

キラレ×キラレ (講談社ノベルス (モF-39))

森博嗣さんの「キラレ×キラレ (講談社ノベルス (モF-39))」読了。読み始めたのは「火星の長城」を読み終わった日だからたぶん21日。買ったのは覚えてないけど、書店に並んで三日目くらい。このシリーズは最近の森博嗣さんの作品のなかでは比較的「普通」のミ…

誰もわたしを愛さない (創元推理文庫 M ひ 3-8)

樋口有介さんの「誰もわたしを愛さない (創元推理文庫 M ひ 3-8)」読了。1990年代の終わりごろの話なので、携帯電話が普通に出てくるようになっている。主人公の柚木草平は相変わらずだし、ミステリとしても面白いし、このシリーズは外れがなくていい。

なみだ学習塾をよろしく!?サイコセラピスト探偵波田煌子 (ノン・ノベル 836)

鯨統一郎さんの「なみだ学習塾をよろしく!?サイコセラピスト探偵波田煌子 (ノン・ノベル 836)」読了。買ったのは発売日で、読み始めたのは昨日(2007-09-11)。相変わらずふざけているけど許せちゃうユーモアミステリ。このシリーズ、テレビドラマにけっこう向…

災いの古書 (ハヤカワ・ミステリ文庫 タ 2-9)

ジョン・ダニングさんの「災いの古書 (ハヤカワ・ミステリ文庫 タ 2-9)」読了。あまりにサスペンスフルで、一気に読んで寝不足になってしまった。リハビリはOKかな。主人公の無茶苦茶ぶりが痛快なんだけど、いきすぎた感じがしないでもない。カタルシスを求…

魔球 (講談社文庫)

東野圭吾さんの「魔球 (講談社文庫)」読了。なんとか復帰できそう。

警視の週末 (講談社文庫)

デボラ・クロンビーさんの「警視の週末 (講談社文庫)」読了。過去ご現在が交錯して夢がそれを継いではいるけど、それがメインというわけでもない。今まで身内だと思っていた登場人物が俎上にのるのは、緊張感がある。シリーズもののミステリではある意味常套…

ドミノ

恩田陸さんの「ドミノ」を旅先でやっと読了。スラップスティック・コメディだと思えばいいんだけれど、多くの恩田作品に見られるような雰囲気を期待して読み始めてしまうと、なんかちょっと違うぞ、ってな感じでなかなか読み進めなくなる、ような。というこ…

夢の終わりとそのつづき

樋口有介さんの「夢の終わりとそのつづき」読了。もともとは別人を主人公とした物語を、柚木草平を主人公に大幅改稿したという、ちょっと聞いただけだとアクロバティックな作品。実際にはもとの主人公と柚木草平とはそれなりの置き換えやすかったらしく、そ…

竜と竪琴師

堪能しました。これまでに数々の活躍をしてきた竪琴師のロビントンの半生記。シリーズ最初の一冊が書かれてから30年以上たって著されたものだけど、ぴったりとはまっていて全然違和感がない。小説家というのはすごいものだなぁ。

本格推理委員会

日向まさみちさんの「本格推理委員会」読了。お昼の友だったはずが、お泊まり出張の夜の友に。それなりに本格の香りとキャラクター小説の両立を狙っていて、それなりに面白い。主人公はともかくとして、主要な脇役の「勘のよさ」をもっと派手に使ってもよか…

敵は海賊・正義の眼

神林長平さんの「敵は海賊・正義の眼」読了。アクション的にはちょっと控えめ。内容的にはなんとなくこのシリーズの本質に近いところかもしれない。けど、?冥・ツザッキィの非人間っぽい感じが薄くて、身近な感じがした。俗っぽいというか。そもそも海賊なん…

レイニー・レイニー・ブルー

柄刀一さんの「レイニー・レイニー・ブルー」読了。とりあえず文庫版バンザイ(久々)。車イスを利用する障害者が主人公。障害自体が大きなテーマの一部になっている。

まひるの月を追いかけて

恩田陸さんの「まひるの月を追いかけて」。購入したのはたぶん「Q & A」よりもあと。ミステリのタグを付けたけど、ミステリじゃないな。これは中年一歩手前の「夜のピクニック」のような。タイトルからして、「夜の……」に対して「まひるの……」だし。どちらが…