SF

不全世界の創造手(アーキテクト) (朝日ノベルズ)

小川一水さんの「不全世界の創造手(アーキテクト) (朝日ノベルズ)」、読了。crossreview.jp にも書いたけどちょっとだけ書き足しときたいことがあって。小川一水さんの作品って、お姫さまや大金持のお嬢さんと、才能はあるけれどそれ以外は普通の男(の子)の…

空の中 (角川文庫)

有川浩さんの「空の中 (角川文庫)」読了。未知の生物を偶然「飼う」ことになった少年などの話。なんとなくハインラインの「ラモックス」を思い出して、再読したくなったので amazon で注文した。なんて便利な世の中。息子にも読ませてみよう。解説で新井素子…

人類は衰退しました (ガガガ文庫)

田中ロミオさんの「人類は衰退しました (ガガガ文庫)」をやっと入手して読了。ゆるふわ感がたまらないながら、(もしかしたら)ものすごく深い設定なんかが隠れていそうなところがいい。ビジュアルも文章に本当にピッタリしてるし。人類は衰退しました (ガガガ…

ハイドゥナン〈3〉 (ハヤカワ文庫JA), ハイドゥナン〈4〉 (ハヤカワ文庫JA)

藤崎慎吾さんの「ハイドゥナン〈3〉 (ハヤカワ文庫JA)」、「ハイドゥナン〈4〉 (ハヤカワ文庫JA)」を旅先で読了。最新の(?)科学的知見を取り入れつつも、オカルト的要素も取り込んでなんとも豪華絢爛で、読み応えたっぷりだけど、「レフトアローン」とか「ク…

人類は衰退しました 2 (ガガガ文庫), 人類は衰退しました 3 (ガガガ文庫)

田中ロメオさんの「人類は衰退しました 2 (ガガガ文庫)」、「人類は衰退しました 3 (ガガガ文庫)」読了。実は一巻だけ入手できていなくて未読なのだけど、ふんふんそういう世界なのね、と流して全く問題なく楽しめた。なんで、なんで、と一々ひっかかっちゃ…

女子高生、リフトオフ!―ロケットガール〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)

野尻抱介さんの「女子高生、リフトオフ!―ロケットガール〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)」を読了。プロットそのままで、ケレン味たっぷりの文章にしてしまえば、分量三倍で超ハードなSF作品もできたろうに、もったいないというかなんというか。それを、あっ…

ハイドゥナン〈1〉 (ハヤカワ文庫JA), ハイドゥナン〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)

藤崎慎吾さんの「ハイドゥナン〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)」、「ハイドゥナン〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)」を読了。最高の科学小説かどうかはともかく、いろんな要素をこれでもかと詰め込んでいるのに、まったく冗漫な感じがしない。地質学・生物学・民俗学・エトセ…

塩の街―wish on my precious (電撃文庫)

有川浩さんの「塩の街―wish on my precious (電撃文庫)」読了。これ読んでると、有川さんてやっぱり激甘小説書く人なのかなぁって思う。それは全然悪いことでなくて、逆にそのまま突き進んでもらいたいくらい。さて、次は積ん読の「阪急電車」だ。

機械どもの荒野(メタルダム) (ハヤカワ文庫 JA モ 1-11)

森岡浩之さんの「機械どもの荒野(メタルダム) (ハヤカワ文庫 JA モ 1-11)」読了。森岡さんといえば「星界」シリーズが有名で、自分もはっきり言って大好き。ジントとラフィールの行く末を憂えない日がないくらい(というのはおおげさだけど)。その森岡さんが1…

シュレディンガーのチョコパフェ (ハヤカワ文庫 JA ヤ 6-1)

山本弘さんの「シュレディンガーのチョコパフェ (ハヤカワ文庫 JA ヤ 6-1)」。山本弘さんが「と」の人だというのは知っていても、著作を読むのは初めてだった。とても面白かったので他の作品も読んでみたくなる。表題作を読んで、人類補完計画ってもしかして…

銀河北極 (ハヤカワ文庫 SF レ 4-4 レヴェレーション・スペース 2) (ハヤカワ文庫 SF レ 4-4 レヴェレーション・スペース 2)

アレステア・レナルズさんの「銀河北極 (ハヤカワ文庫 SF レ 4-4 レヴェレーション・スペース 2) (ハヤカワ文庫 SF レ 4-4 レヴェレーション・スペース 2)」二冊購入してしまったうちの一冊を読了(いや、まぁどっちも同じものなんだけど)。なんというか、流…

時砂の王 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-7)

小川一水さんの「時砂の王 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-7)」読了。購入したのは四五日前かな。とても簡単に言えば、人類滅亡を避けるために、過去に遡って敵を叩くお話。どちらかというと敵に叩かれるほうが多いかなぁ。時間遡航して世界に大きな影響を与えてしま…

そばかすのフィギュア (ハヤカワ文庫 JA ス 1-4) (ハヤカワ文庫 JA ス 1-4)

菅浩江さんの「そばかすのフィギュア (ハヤカワ文庫 JA ス 1-4) (ハヤカワ文庫 JA ス 1-4)」読了。読み始めたのはたぶん九月の終わりごろだからけっこう時間かかってる。ちょっとばたばたしてたし、あと1ヶ月くらいはあんまり本読む時間はとれないかも。

そばかすのフィギュア (ハヤカワ文庫 JA ス 1-4)

菅浩江さんの「そばかすのフィギュア (ハヤカワ文庫 JA ス 1-4)」読み始め。短篇集。

{読了]火星の長城 (ハヤカワ文庫 SF レ 4-3 レヴェレーション・スペース 1) (ハヤカワ文庫 SF レ 4-3 レヴェレーション・スペース 1)

SF

アレステア・レナルズさんの「火星の長城 (ハヤカワ文庫 SF レ 4-3 レヴェレーション・スペース 1) (ハヤカワ文庫 SF レ 4-3 レヴェレーション・スペース 1)」読了。いろいろと SF 的なものをつきつめていくと、こういうある種レトロなものになるのだろうか…

火星の長城 (ハヤカワ文庫 SF レ 4-3 レヴェレーション・スペース 1) (ハヤカワ文庫 SF レ 4-3 レヴェレーション・スペース 1)

アレステア・レナルズさんの「火星の長城 (ハヤカワ文庫 SF レ 4-3 レヴェレーション・スペース 1) (ハヤカワ文庫 SF レ 4-3 レヴェレーション・スペース 1)」を読み始めた。「今日の早川さん」を読んだら、なんか自分が許されているような気がしてきたので…

竜と竪琴師

堪能しました。これまでに数々の活躍をしてきた竪琴師のロビントンの半生記。シリーズ最初の一冊が書かれてから30年以上たって著されたものだけど、ぴったりとはまっていて全然違和感がない。小説家というのはすごいものだなぁ。

竜と竪琴師

アン・マキャフリーさんの「竜と竪琴師」を読み始めた。この人の本はなんとなくとっつきが悪そうで、実は読みやすい。最初の「パーンの竜騎士」をいつ読んだのか、もう覚えてないくらい前だけど、固有名詞がなんとなく頭のなかでつながって、おぼろげだった…

敵は海賊・正義の眼

神林長平さんの「敵は海賊・正義の眼」読了。アクション的にはちょっと控えめ。内容的にはなんとなくこのシリーズの本質に近いところかもしれない。けど、?冥・ツザッキィの非人間っぽい感じが薄くて、身近な感じがした。俗っぽいというか。そもそも海賊なん…

竜と竪琴師

アン・マキャフリーさんの「竜と竪琴師」購入。作者は1926年生まれだというから、今はもう80歳を超えている。この作品(日本語訳文庫版で700ページ弱もある)が出版された 1998 年にしても70歳以上なわけでなんとも達者なものだ。もっ続きを読みたいと思うのだ…

敵は海賊・正義の眼

神林長平さんの「敵は海賊・正義の眼」。実に久しぶりの「敵は海賊」シリーズ。神林さんの最近の作品は、なんか重そうなのばかりで読むのも買うのも躊躇することしばし。でも、このシリーズなら大丈夫そう。実際の雰囲気は重かったりするんだけど、アプロの…

軌道離脱

ジョン・ナンスさんの「軌道離脱」読了。これはもう圧巻、なかなか途中で読むのを止められない。簡単に言えば、それこそ宇宙で一人置き去りにされた素人が諦めたり、語ったり、がんばったりする物語。ただ、その臨場感がすごい。作中でも、主人公の語りが全…

ゆらぎの森のシエラ

菅浩江さんの「ゆらぎの森のシエラ」読了。1989年の作品だということだけあって、若干の古さを感じることはある。ファンタジーの体裁をとっているので用語が科学のものでないのもそう感じさせる理由でもある。でもこれをそのままSFの作法で書いたところで、…

ゆらぎの森のシエラ

菅浩江さんの「ゆらぎの森のシエラ」を読み始めた。購入自体は数日前だけど、レシート捨てちゃったので分からない。著者の初長編だという触れ込みがちょっと意外な感じがすると思って確認したら、1989年に朝日ソノラマ文庫から刊行されている。なるほど確か…

涼宮ハルヒの分裂

谷川流さんの「涼宮ハルヒの分裂」購入。お昼の定時巡回時に発見したもの。発売予定については全然知らなかったのでちょっとうれしい。未読だが、巻末の紹介文によるとどうもみなさん進級したらしい。サザエさんやドラえもんのように永遠に同じ時空を舞台に…

軌道離脱

ジョン・ナンスさんの「軌道離脱」購入。宇宙に一人で置き去りにされた素人がいろいろともがく話だそうだ。最初から展開が早くて、この厚み分もつのかどうか心配。

星界の断章 (2)

森岡浩之さんの「星界の断章 (2)」読了。アーブの世界への理解をより深めることができる一冊。(1) のような遊び要素はちょっと少なめ。ジントとラフィールの話をもっと読みたいな、というかそれが本編か。

星界の断章 (2)

森岡浩之さんの「星界の断章 (2)」を読み始めた。二つ目のジントのデルクトー時代の話「嫉妬」は読んだ記憶があるが、初出一覧にあるフイルムブック1は持ってないはずなのでちょと?。もしかしたらそのあとでムックかなにかに収録されていたのかな。それはと…

星界の断章 (2)

森岡浩之さんの「星界の断章 (2)」購入。「断章 (1)」もそうだったので、これもニンマリさせてくれるだろうことを期待。本編もそろそろ新しいの出ないかな。

沈黙のフライバイ

野尻抱介さんの「沈黙のフライバイ」読了。もう涙が止まらなくて、花粉症で。というのはともかくとして。ものごころついた時には既に人類は月に到達していて、それがいずれ当たり前になるだろうと思っていた子供だった自分からすると、今の状況はいったいな…