2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ユーフォリ・テクニカ?王立技術院物語

定金伸治さんの「ユーフォリ・テクニカ?王立技術院物語」を読み始め、読了した。読みやすいので、あっと言う間に読み終わってしまった。現実世界とよく似たアナザー・ワールドでの話なんだけど、まだちょっとリアリティがないというか、設定に重みが感じられ…

ゲゲゲの鬼太郎 (1)

水木しげるさんの「ゲゲゲの鬼太郎 (1)」。鬼太郎の誕生話など、「墓場鬼太郎」とかぶっている部分もある。ゲゲゲの鬼太郎は悪い妖怪をほぼボランティアで退治したりするちょっといい子ちゃんだけど、まだこの時期には「墓場鬼太郎」の雰囲気が濃く残ってい…

刺青(タトゥー)白書

樋口有介さんの「刺青(タトゥー)白書」読了。いつもながら主人公の柚木草平はかっこいいなぁ。解説では登場人物みな「なんとなく大人気ない」なんて書かれているけれど、ならば、今これを書いている自分はなんなんだ、なんて思ってしまう。38歳の柚木草平よ…

ヴィンランド・サガ (4)

幸村誠さんの「ヴィンランド・サガ (4)」。アフターヌーンに記載誌が変わるまえに出ていた単行本の1、2巻は持っているのだけれど、そのあとで新装になった1、 2巻が以前のものと同じなのかどうかちょっと自信が持てなくて、結局 3巻は買わずにいた。さすがに…

チャリオンの影下

ロイス・マクマスター・ビジョルドさんの「チャリオンの影下」読了。これだけの大部なのに、読み終えたあとにちょうど腹八分目のここちよさ。最終局面でちょっと急ぎすぎな気もしたけど、この終わり方には満足。三部作らしいので、次が楽しみ。

刺青(タトゥー)白書

樋口有介さんの「刺青(タトゥー)白書」購入。探偵役の柚木草平が登場するものの、主人公は別人なので、柚木の一人称では語られない。柚木草平シリーズの番外編みたいなものらしい。表紙のイメージが文庫版で以前のものと全く違ったものになっている。文庫版…

ユーフォリ・テクニカ?王立技術院物語

定金伸治さんの「ユーフォリ・テクニカ?王立技術院物語」が書店に並んでから大分経つので、そろそろ買っとかないと返品されちゃうかもと思って購入。この作者の本を買うのは初めて。正直いうとジャケ買いに近いかな。それに根が科学・技術好きなもので、この…

チャリオンの影下

ロイス・マクマスター・ビジョルドさんの「チャリオンの影下」を読みはじめた。上巻はあまりのやめられない止まらないで、睡眠時間を削って読了。下巻になって、どんどん話が転がりだしてこれも止まらない気配がある。マイルズ・ヴォルコシガンのシリーズで(…

チャリオンの影上

ロイス・マクマスター・ビジョルドの「チャリオンの影上」を読みはじめた。重厚なファンタジーだと読みはじめがつらいことがあるけれど、この作品はそんなことはなくて、最初からかなり読みやすい。物語が転がりはじめるまでそれなりの分量(文量)があるのだ…

となり町戦争

三崎亜紀さんの「となり町戦争」読了。戦争から、ディテールを徹底的に削ぎ落として、改めて別のディテールを加えていくとこういう戦争もありなのかもしれない。午前4時までかかって一気読み。行政への皮肉なんかもあるけど、それが主題ではないのだろう。主…

犯罪不安社会 誰もが「不審者」?

浜井浩一さん、芹沢一也さんの「犯罪不安社会 誰もが「不審者」?」読了。川端裕人さんの Blog で興味を持って読んだ。実感(体感)としての犯罪不安と、実数としての犯罪の統計とのギャップが大きいというのは、何度か読み聞きしていたが、この本は実際にはど…

となり町戦争

三崎亜紀さんの「となり町戦争」。ある日突然となり町と戦争が始まるが、身のまわりに実感できる変化はない。ところが、町の広報紙には戦死者数が記載され、主人公のもとに一通の任命書が届くというなんともいえない設定でずっと読みたいと思っていた。文庫…

capeta(カペタ) (13)

曽田正人さんの「capeta(カペタ) (13)」。うちにときどき遊びに来る甥が暇そうにしていたときに、読んでみたらと渡したらどうも面白くなかったらしい。今小学六年生でちょっとアウトドア系が苦手かもしれない男の子。自分もアウトドアとかスポーツとか苦手だ…

影踏み

横山秀夫さんの「影踏み」読了。一見非現実的な設定でありながら、ハードボイルドなストイックさと、本格の拡張高さを兼ね備えている。同じ作者の他の作品と違うようでいて、まさに彼の作品だと言えるようなそんな作品。読みやすいのもいい。

ギャラリーフェイク (11), ギャラリーフェイク (12)

細野不二彦さんの「ギャラリーフェイク (11), ギャラリーフェイク (12)」。最近だと「ダブル・フィエス」とか「電波の城」がメインなのか、新作が出ないのが残念ですが……。野暮なことを言うと、蘊蓄がいろいろと面白いんだけど、けっこう創作部分があるよう…

影踏み

横山秀夫さんの「影踏み」を読みはじめた。頭の中に火事で死んでしまった一卵性双生児の弟を住まわせている泥棒が主人公の話。警官だとか判事だとかいろんな人が出てくるのだけど、この泥棒がすごくまっとうな人間に思えてしまう。とはいえ、戸梶圭太さんの…

自動トラックバック?

最近、機械的にキーワードを拾ってトラックバックをかけてくるサイトがいくつかあるみたい。別にいいんだれど、本当に機械的にやっているだけのようなので、たとえば北村薫さんの「街の灯」について書いたページに、チャップリンの「街の灯」のページからト…

のだめカンタービレ #17

二ノ宮知子さんの「のだめカンタービレ #17」。音楽マンガだから当たり前のように演奏シーンがある。打楽器のバチの軌跡をぼやかして見せるという表現は、今までなかったと思う。千秋の父親の「気持悪い」というセリフはのだめに向けられたもののようにも思…

影踏み

横山秀夫さんの「影踏み」購入。

どろろ (3)

手塚治虫先生の「どろろ (3)」。後書きにもあるけれど、最期の方はちょっと話を急ぎすぎている感じがある。48の魔物のうちの半分以上は残っているみたいだし。もうちょっとじっくり読ませて欲しいなぁと思う。

竜神飛翔 (3)

ロバート・ジョーダンさんの「竜神飛翔 (3)」を購入して読みはじめた。最初の方はまだ前巻の続きで、マットが中心になっているよう。最近はマットの場面が一番安心して読めるような気がする。あれだけおどろおどろしく登場したショーンチャン人も、やっぱり…

みなとみらいで捕まえて

鯨統一郎さんの「みなとみらいで捕まえて」購入。これは、新書版(ノベルス)では買ってなかったかなぁ。

どろろ (1)、どろろ (2)

手塚治虫せんせいの「どろろ (1)」、「どろろ (2)」。どちらも文庫版。映画になるらしくて、最寄りの書店でプロモーションのビデオが流れっぱなしになっている。それ自体は別になんてこともないんだけど、欠品だった文庫版が平積みになっていたので、買って…

笑う怪獣ミステリ劇場

西澤保彦さんの「笑う怪獣ミステリ劇場」読了。怪獣やら怪人(改造人間)やら宇宙人やらが出てくるのだれど、これらは解かれるべき謎とは全く関係ない。じゃあなんでもいいじゃんかということになるかというと、そうではなくて、作品には必要な要素になってい…

笑う怪獣ミステリ劇場

西澤保彦さんの「笑う怪獣ミステリ劇場」を読み始めた。なんというか、この人も作風の広い人だなぁ。東野圭吾さんなみとか書くとご本人にはちょっと失礼かもしれないが、どちらもその作風の広さにも関わらず、どんなものでも面白く仕上げてしまうという筆力…

ダーティペアの大復活

高千穂遥さんの「ダーティペアの大復活」読了。つい先日まで、amazon の検索結果にこの文庫版が出てこなかったので、記録するのが遅くなってしまった。実は前作を読んでいないようなので、なんとか探し出さないとなぁとか思っている。