チャリオンの影上

ロイス・マクマスター・ビジョルドの「チャリオンの影上」を読みはじめた。

重厚なファンタジーだと読みはじめがつらいことがあるけれど、この作品はそんなことはなくて、最初からかなり読みやすい。物語が転がりはじめるまでそれなりの分量(文量)があるのだけれど、飽きることなく世界観をじっくりと身に付けることができそうだ。

上下巻で2000円超と値段が張るのがちょっと。

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結局深夜までかかって一気読み。

これ半端なく面白い。よくある重厚な中世ヨーロッパ的な世界観よりはいくぶん軽めの世界だけれど、その分は普遍性と読み易さが補ってあまりある。信仰とか魔法とかも出てくるけれどそれはあくまで従であって、主は人間どうしのドラマにある。