暗号解読 上巻 (1) (新潮文庫 シ 37-2)、暗号解読 下巻 (新潮文庫 シ 37-3)

サイモン・シンさんの「暗号解読 上巻 (1) (新潮文庫 シ 37-2)」、「暗号解読 下巻 (新潮文庫 シ 37-3)」読了。

読むのに時間がかかったけど、これはもう本当に分かりやすくて(分かった気になりやすくて)面白い。一刻を争うかのように一気に読みたくなるようなものでもないけど、じっくりと腰を落ちつけて読んでも、あるいは時間のあるときに少しずつ読みすすめても、どちらでも十分に楽しめる。

それはともかく、暗号については昔の ASCII でけっこう詳しい連載があったような気がする。いつごろだったか覚えていないけど、公開鍵暗号がまだ知られる前だったと思うけど、エニグマのこととかも取り上げられいたがよく分からなかった記憶がある(ような気がする)。雑誌記事なので十分な量の解説ができなかったこともあるだろうし、自分の頭の問題もあったのだろう。脱線するけど、これに限らず二、三十年前の雑誌にはそれなりの取材に基いた「読ませる」記事がまだまだあって良かったなぁ。……などとジジィのようなことを書いてみるテスト。