夢の終わりとそのつづき

樋口有介さんの「夢の終わりとそのつづき」読了。

もともとは別人を主人公とした物語を、柚木草平を主人公に大幅改稿したという、ちょっと聞いただけだとアクロバティックな作品。実際にはもとの主人公と柚木草平とはそれなりの置き換えやすかったらしく、そういう意味では読んでいて不自然なところはあまりなかった。

ストーリー自体は、このシリーズとしてはちょっと破格で戸惑う面もあったが、まぁ、こういうのもたまにはありかな。

でも、柚木草平35歳、歳のわりに渋いなぁ。世間的にどうかは分からないけど、すでに柚木を超えてしまっている自分はもっと幼い。