千年、働いてきました?老舗企業大国ニッポン

野村進さんの」千年、働いてきました?老舗企業大国ニッポン」。

四の五の言わずとも、読んで面白かった。

長く続く老舗の数が日本ではとても多いということを、その理由に関する考察を交じえて、当事者へのインタビューを中心に構成している。老舗、すごいぜ、と素直に感心するのもいいし、もっともらしいこと言ってるみたいけどどれも感想レベルで根拠薄弱だよ、とか斜めに構えて読むのもいい。でも、事実を前にすれば、はっきりとした根拠はなくともやっぱり日本独自のなにかがあるのだろうと思わないわけにはいかない。