竜神飛翔 (4)

ロバート・ジョーダンさんの「竜神飛翔 (4)」読了。

待ちくたびれた感じもするが、物語の流れがどんどん速くなっていくのがここちよい。登場人物それぞれがそれぞれなりの役割を果たすべくそれぞれの道を行く。つかみきれない全体像に苦悩しながら全界を一身に背負うアル=ソア、修練生に身をやつしながらも着々と足元を固めていくエグウェーン、今は亡きマルキア国に思いをはせ辺境へ旅立つランとそれを支えるナイニーヴ。いつもイジイジしているとか、思いこみが激しくて手に負えそうにないとか、怒ってばかりだとか、いろいろと不満に思っていた彼ら、彼女らの成長をこの数巻で感じることができる。ずっと読んできてよかったなぁと少し思った。