邪魅の雫

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京極夏彦さんの「邪魅の雫」やっとのことで半分くらいまで。

もちろん、割り込んで他を読んでいたこともあるけど、読者を(自分を)引き込む力が若干弱いような気がする。電車の中で短かい時間読んで、そのあとうちに付いても続きを読みたいという強烈な欲求が起こらない。疲れているからかもしれないけど、話の構造の複雑さのわりに、おどろおどろしさや蘊蓄が少ないとか、榎木津の破天荒は活躍が(半分まで読んだ段階で)片鱗さえ見られなくて爽快感も感じられないとかも理由になるかなぁ。前作から時間があき過ぎていろいろ忘れちゃったというのもあると思う。

*1:写真は本文と関係ありません。釧路炉ばた煉瓦の帆立ステーキ弁当。