砂漠で溺れるわけにはいかない

ドン・ウィンズロウさんの「砂漠で溺れるわけにはいかない」を読み始めた。

扉?のすぐあとで、「我が父ドン・ウィンズロウの霊に捧げる…」との献辞?があって、作者がもう亡くなっているのかと一瞬どきっとする。本書が著されてからも作品が発表されていることからして、作家ドン・ウィンズロウさんのお父さんも同じ名前だったのだろうと思う。

砂漠で溺れるわけにはいかない」は、前作の「ウォータースライドをのぼれ」に続いて、コミカルなタッチで、どちらかというとそれ以前のハードでストイックな雰囲気のほうが好みではある。ただ、コミカルだけどやっぱりなんだかハードで暗いものも感じられるちょっと変わった感じがある。