天涯の砦

小川一水さんの「天涯の砦」読了。

息もつかせぬ展開に、あんまり似ていないけど、ラリー・ニーヴンとジェリー・パーネルの「悪魔のハンマー 上」「悪魔のハンマー 下」が思いおこされた。

突然訪れた危機からなんとか逃れるまでの書き込みに対して、結末やその背景の説明部分があっさりしすぎているような気もするけれど、それはこの話のメインではないので、不満は感じない。もし、そのへんまできっちり書き込んでしまえば、分量だって倍くらいにはなるだろうし、この緊張感やテンポを感じさせるのは難しいだろうし。

寝不足。天涯の砦