コラプシウム

表紙の女の子は女王のタムラではなくて、警察の捜査局長のビビアン・レインだと思うけど、こんな前面にドンと出てくる割には活躍していない。全体的に軽いんだか重いんだか、堅いんだか柔らかいんだか分からないちょっと変わった味わいがある。付属書までを本文中に織り込んでしまえばけっこうハードな感じがしたかも知れないけど、自分の場合は本文を読んでまだ付属書を読むだけの元気が出なかった。裏表紙のあらすじみたいなのを見て、アシモフのイライジャ・ベイリと R. ダニール が出てくるシリーズみたいなのを連想してしまうとちょっとがっかりするかも(自分がそう)。でもでも、面白いことは間違いない。

コラプシウム